<解説>
最後の直角カーブ、石段部分に授けられた木製のスロープ。その先に、ゴールである西宮神社の本殿。
さすがは、全国に約3500以上あるえびす宮の総本社。威風堂々とした構えだ。本殿は「福男選び」の最終目的地であると同時に、直後にその年の福男の認定式が行なわれる場所でもある。その時、本殿は神々しい雰囲気に包まれる。
過去の「福男選び」のVTRを見てみると、「先頭を走っていた人が、最終コーナーで転倒」というシーンが何度も出てくる。それも、決して偶然とは思えないような、特別な「何か」があるのか…とさえ思わせるような形で、だ。
最終の直角コーナーは「魔物が住む角」…、
「魔物の角」と呼ばれ、福男を目指す参加者から恐れられている。
そして、本殿へと上る石段には、「十日えびす」や「初詣」などの大きな祭りの時に限り、木製のスロープが設けられる。
見た目は無粋な木製スロープながら、重要な祭りにのみ出現する…という神聖な坂なのだ。そのため、このスロープは
「えびす坂」と呼ばれている。
<コース攻略>
かつて一番福を目前にしながら、ここでぶっ転んだ馬鹿がいた(-_-;)。皆さんはそんなコトにならないように…。
「魔物の角」と呼ばれる最終コーナーはかなりキツイ。直角とも言える角度だ。何も考えずに突っ込んだら、そらコケるわ。思い切って少しスピードを落とし、慎重に曲がろう!最後のツメを甘く見ると、とんでもない目に遭うぞ(経験者は語る)!!
そして「えびす坂」。福男選び参加者にとっては大きな難関となる。思った以上に滑り易いのだ。普通に走りこんだらコケる可能性が大きい!坂に差し掛かった時は、踏み込みの角度に気をつけよう!そして歩幅を大きくして、一気に駆け上がるべし。
ポン、ポン!と跳ねるような感覚で、テンポ良くクリアするのがコツ。
「えびす坂」 を超えたら、そのまま本殿内へと駆け込め!
「福」はそこにある!
<注意>
とにかく、最後のツメだけに、慎重に慎重に!こんなトコまできてリタイアなんて馬鹿げている。
走り終えたからといって、すぐに帰ってしまわないように!「福男選び」直後の認定式は、本殿が神々しい雰囲気に包まれる。この空間を体験せずして「福男選び」は語れない。
そして認定式のあと、新たな福男の手により鏡割りが行なわれ、参拝客に振るまい酒が!
新たな「福男」の誕生を、みんなで祝おうぜ!
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