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             <特別編>
エキスポタワー
       大阪府吹田市
消えた建物
「“ショップ・タワー”最後の日」は
こちら
エキスポタワー脇にある、「ショップ・タワー」。 「“ショップ・タワー”最後の日」で紹介しているように、7月いっぱいで営業を終え、解体が決定している。

10月6日にタワーの元に訪れた時、早くもその建物は無かった。

一週間前に訪れた時はまだ存在していた建物は、
完全に姿を消していた。
こんなに早く撤去されるとは、ちょっと予想外である。

幸運にもこの店の最後の客になった私。思い入れがあっただけに、あっと言う間に消えてしまったことが悔しい。

跡地は更地状態で、何も見るべきものは無い。
砂に混じって、ショップの残骸と見られるものが落ちている。

シンボルであったフレームの欠片でもないかと思ったが、探すのはやめた。
見つからないだろうし、見つけたとしても、それにどんな意味があるだろう。
タワーを囲む壁の一部が撤去されていた。
どうやら、「柵を焼き切り、トラックやショベルカーの道を作る→建物解体作業→再び柵を溶接」という、結構大掛かりなことをやったようである。

タワーの周辺も工事が進み、間もなくタワー本体の解体も始まろうとしている。
万博当時は案内所として、その後は売店として、
エキスポタワーとともに歴史を歩んできた「ショップ・タワー」。
タワーよりひと足先に、その姿を消してしまった。

またひとつ、万博の遺産がひとつ消えた。