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<特別編> |
エキスポタワー 大阪府吹田市 |
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万博記念館
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遊園地・エキスポランド中央口近くに、
「DILIPA(ディリパ)」という、大阪ガスのショウルームがある。 入口に噴水が設置された、割と綺麗な建物だ。 しかし、実はこの建物は、 万博開催期間中は、郵便局として使われていたという。 つまり建物自体は、万博当時からのものなのだ。 |
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大阪ガスショウルーム・「DILIPA」入口。
その後方にエキスポタワーが見える。 |
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この建物の二階の一室は 「万博記念館」として、 |
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先に書いたように、DILIPAはショウルーム。入ったとたん、お姉さんに「いらっしゃいませ」と言われてしまう。 すごく明るく、いい雰囲気。 万博記念館は二階。階段を上がってあたりを見回すと、その部屋は一撃で解った。この一室だけが、明らかに違うオーラを放っている。 いよいよ、そこに足を踏み入れる。 |
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想像していたより、ずっと狭い。 あれだけ大規模に行なわれた万博の記念館が、まさかこんなに小さいとは。 各パビリオンに展示されていた工芸品や剥製などが、ひっそりと置かれていた。 当時の記念スタンプを復刻させたコーナーや、万博の記録映画を見られる「映像コーナー」もある。 |
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私はゆっくりと、エキスポタワーの資料を探し始めた。
まず目についたのは、会場の縮尺模型である。 |
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縮尺は1500分の1。 |
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模型でもやはり、エキスポタワーは際立って高い。 万博会場には色彩豊かなパビリオンが並ぶ。 しかしそれが返って、銀色一色の塔を引き立たせている。 |
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万博開催のずっと前に発行されていた、
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(上)「万博こどもニュース」。拡大され、額に入れられてワイヤで吊るされている。当時の子ども達は、胸躍らせながら読んでいたのだろう。 (左)エキスポタワー想像図のアップ。完成したものとは、似ても似つかないデザインだ。 |
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実際のエキスポタワーとは、似ても似つかない。 また、名称もまだ決まっていなかったようで、 「展望塔」という表現にとどまっている。 (一方「太陽の塔」は決定デザイン・名前ともに記載) 最後の最後まで、設計に難航した・・・とは聞いていたが、 この新聞の発行は、各パビリオンが次々着工され始めた頃。 この時期にデザインも未決定とは、あまりに遅すぎる。 |
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エキスポタワーに関する資料は、本当に少ない。
記念館は小さい上、タワーそのものもまだ現存している。 資料を期待するほうがおかしいか・・・。 少しがっかりしていると、 ガラスケースの中に、素晴らしいモノを見つけた。 真鍋博(まなべひろし)さんが書いた、万博会場の想像図である! もちろんそこには、エキスポタワーも・・・。 |
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真鍋さんは、私が尊敬する作家・星新一さんの作品に、 このイラストはあくまで「想像図」なので、かなりの誇張が見られる。 記念館の展示品の中で、このイラストが最も感動した。 |
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私の個人的な感想として、 |
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万博記念館 アクセス: 大阪モノレール「万博記念公園」駅下車すぐ 大阪ガスショウルーム「DILIPA」二階 開館時間: 10時〜17時(水曜日休館) 入館は無料です。 |
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