▲TOPページへ

             <特別編>
エキスポタワー
       大阪府吹田市
撤去された壁
9月29日
いよいよ開始されたエキスポタワー解体工事。これから数ヶ月の間に、タワーに劇的な変化が訪れるのは明らかだ。
この日も、私はタワーの元へと訪れた。

左の写真は、9月29日のタワー。本体に変化は無いが、良く見ると以前は確認できた、タワーを取り囲んでいた「壁」が見えない。

以前にほぼ同位置から撮ったタワーの下部と比べて見れば、壁が消えていることが良く解ると思う。
  
9月29日のタワー遠望(左)と、以前同位置から撮ったタワーの下部(右)。
タワーを取り囲んでいた「壁」が消えていることが解る。
近くに行ってみると、タワーの周りの壁は見事に撤去されていた。
その代わり、辺りには破壊した壁のものと見られる、大量のガレキが散乱している。

今まで壁に邪魔されて見えなかった、タワーの色々な部分を目にすることができる。

エレベーターのゴンドラは、以前は右側のものしか見えなかった。だが今は壁が撤去されたため、白い柱をはさんだ左側のゴンドラまではっきりと確認することができる。


エキスポタワーには、エレベーターが二基存在すると聞く。もしかしたら、この左右それぞれで一基づつ、合わせて二基なのだろうか。
はたまた左右のものは繋がっていて一基で、裏側にもう一基あるのか。


いずれにせよ、左側のゴンドラは新たな発見だ。

ガビーン!
タワー最下部のキャビネットに、破損がみられる!以前は壊れていなかったはずだ。
まだ本体工事は未着工なので、ショベルカーの操作ミス等で破損したのであろうか。

これを確認した時、思わず絶句してしまった。

タワーはこれから、見るも無残に解体されて行くのみ。それは解っているのだが、それでも「いつ本体に手が加えられるか」は大きな感心事なのである。
そんな中、事故であれなんであれ、「人の手によってタワー本体が破壊された」のは衝撃的なことなのだ・・・。
別角度から。
タワー下部の形状が良く解る。

タワーの最下部の鉄骨は、さながら「トンガリ帽子」のような形状に組まれていたのだ。今まで壁で隠れて全体像がつかみにくかったため、全く気がつかなかった。

左側のキャビンと対称となるよう、右側の機器(電圧制御盤?)がキャビネットのフレームに囲まれている。恐らくこの裏側にも、同形状のキャビネット(もしくはフレーム)があるのだろう。

それにしても、複雑ながらも計算されたデザインに、改めて感服する。
32年間、ずっとエキスポタワーを取り囲んでいた壁。
それが撤去されたため、万博当時も見ることができなかったであろう「裸のエキスポタワー」を目にすることができた。これはとても幸運だったように思う。

柵に囲まれ、遠巻きに見るエキスポタワーしか知らない私にとって、「今まで見たことが無いエキスポタワー」を発見することは大きな喜びなのだ。


これから数ヶ月の間、私は 「今まで見たことが無い」どころか、「見たくも無い」エキスポタワーの姿を目にすることになるだろう。
しかし、目をそらすことなく、その姿をしっかりと見届けて行きたい。
10月6日
先週、周囲の壁が撤去されていたのを確認し、
解体工事の進行具合が気になって仕方が無い。
その一週間後。
私はまた、タワーの元を訪れた。
まだ本体の解体工事は始まっていない。
先週の壁に続き、今度は地面が撤去され、
更地の状態になっていた。
こんな状態になっているとは、ちょっと意外・・・。

この日、近くにあった「ショップ・タワー」は既に撤去されていた。
(それについては別項で紹介しています)
荒野に立つエキスポタワー・・・。
一ヶ月前までは想像すら出来なかった風景だ。
あまりにアンバランスな光景に、激しい違和感を感じてしまう。

万博終了後、会場が変わり果てて行く様を目にし、ショックを受けた人が多かったという。その気持ちが少し解ったような気がする。

タワー本体に変化が見られた!!

少し解りにくいと思うが、エレベーターの軌道部分に、青いネットがかけられているのが見える。
これは本体着工の準備であることは、容易に想像できる。
ずっとタワー周囲の作業だった、エキスポタワー解体工事。いよいよその作業は、タワーそのものに・・・。

もはや「待ったなし」である。来週初めにも大型クレーンが導入され、本体の解体作業に入るだろう。

エキスポタワー解体工事、
間もなく
開始から一ヶ月。
作業は、新たな段階に突入しようとしている。

この日は、午前中の秋晴れがウソのように、
夕方から雨が降り出した。

タワーの涙雨か
・・・と言えば、人は笑うかも知れない。
しかしちょっぴり、そんな事を考えてしまった。